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~多様性の中から生まれるイノベーションのチカラ~

米倉栄世,田中 正宏

米倉栄世

鹿児島県鹿児島市出身。 鹿児島県立武岡台高等学校情報科学科卒。
高校時代よりプログラミングを学び、製図や基板回路作成など多岐にわたり学ぶ。
株式会社ウフルに入社後は、主にマイクロソフトソリューションを活用しBI導入支援を行う。また最近では、同社マーケティングクラウド本部にて、enebular(同社によって運営)を活用し、eMI(enebular Marketing Intelligence)の研究開発を行う。
鹿児島出身ということもあり、芋焼酎をこよなく愛する。鹿児島の活動に積極的に参加し、鹿児島を県外から盛り上げようと活動している。
また、大の飛行機好きである。

田中 正宏

2004年 東京外国語大学大学院修了。同年、株式会社ブックデザイン入社。マネージャー職ならびにチーフディレクター職、チーフデザイナー職として、組織運営や人事・教育と共に、企画・制作活動を通じて各社の事業課題解決に取り組む。
2008年 株式会社COCONを設立。大手上場企業からスタートアップベンチャーまで幅広くサービス立ち上げ/リブランディングのコンサルティングを行うほか、データドリブンなマーケティング支援、インフォメーション・アーキテクトとしてのUI設計など多数の業務に従事。2014年 事業譲渡に伴いウフルに参画、現マーケティングインテリジェンス本部本部長。

eMI PROJECT

ウフルの自社サービス「enebular(エネブラー)」をベースにした、マーケターに新しい気づきを与えるビジュアライゼーションプラットフォーム「eMI(enebular Marketing Intelligence)のサービス開発の取り組みについてご紹介します。サービス誕生の経緯から具体的な機能も含めた開発中の課題の解決や、今後のビジョンも見据えた上でのトピックについてお話いただきました。
eMIの詳細はこちら

データに「リアルタイム」「気づきを与えるビジュアライゼーション」という価値を提供する

ーーeMIプロジェクトの概要と立ち上がった背景をお話しいただけますか。

田中:

このプロジェクトが立ち上がる前から、長い間そのお客様の事業部のコンサルティングはさせて頂いていました。しかし、長いお付き合いだからこそ常々出すレポートはある程度固定化されて、互いに新しい発見を見い出しにくい状態になっていました。そうすると、コンサルティングとして入っている価値が我々としても発揮できないこともあったので、少し新しいことに取り組んでみませんか、と提案したことがプロジェクトの始まりとなりました。

まず、どうしても人の手で分析を進めていくと、実際にデータを取得してから集計と分析をして結果が出るまでに、かなりタイムラグが発生してしまう点が先方との話し合いで出ました。ものによっては二週間くらいにかかってしまうことがあって、施策に落とし込んでいくことまで考えると、かなりもったいないと感じました。まさにそのデータをリアルタイムに可視化することに、まず取り組んだんです。

ただ、一般的なBIツールのように数字だけ集計できればいいわけではなかったんです。肝心なのはその数字の相関性を分析によるレポーティングを含めてシステム化していくことでした。リアルタイムで直感的に気づきが得られるような仕組みを作ることがこのプロジェクトと一般的なBIツールの大きな違いだと思います。

なおかつデータソースが自社サイトであるオウンドメディア、広告出稿などのペイドメディア、その先のアンテナ情報、複数のデータリソースがあったことと、オウンドメディアに関しても事業として使っている測定ツールと、各ハブで使っている測定ツールが別々だったんです。それを一つの画面で全て見れてなおかつ、相関性が見れるところまで可視化できないか、ということでスタートしました。 これが第一段階です。

 第二段階では、さらに細かく情報を増やしていきました。特にSNSなどのアーンドメディアからオウンドメディアへの送客をソーシャルという一括りで見ていたところをもう少し細かく見れるように展開しました。YouTube、Facebook、Twitter、Vimeo、Instagramなどを全て区別して見れるように拡張を行いました。そうすると画面がビジーになってきてしまうので、UIを作り直して一目で理解できるように展開したことが第二段階として一番大きな変更点でした。このカスタマージャーニーの可視化以外にも複数の変更点があり、インフルエンサーの開拓もその一つでした。このプロジェクトではこのカスタマージャーニー・ダッシュボードとインフルエンサー・ダッシュボードが軸になっています。

インフルエンサー・ダッシュボードは、リアルタイムで見れるということと、バズの山ができたのが自社のアクションによるものなのかそれ以外なのか、ということを切り分けて一目で見れる仕組みを入れたことが、それまでの単純に量だけを出すものとは違うところなんです。独自評価によるランキング上位20名だけを見て、それらの人たちにアクションを起こしたのか、起こしていないのかを見るだけで、その後のインフルエンサー・プログラムやアンバサダー・プログラムへの展開を簡単にできるようにしたんです。そうしてお客様がまさに使いたい方法にカスタマイズしていきました。

田中

自社サービスをベースに3ヶ月でベータ版、その後も3ヶ月スパンで継続改修

ーープロジェクトではそれぞれどのような役割を担っているのですか。

米倉:

バージョン1の時はどちらかと言うとバックエンドのエンジニアでした。バージョン2からはフロントエンドも含めリードエンジニアとして開発を行っています。

田中:

バージョン1の時は監修レベルでしか入ってなかったのですが、バージョン2ではインフォメーション・アーキテクトとして入っています。なのでデザイナーにどういった画面設計でやればいいかの設計をやっています。

企画として立ったものを画面としてどういう風に見せていけばいいかを僕が設計して、それを米倉さんが実際のデザインで起こしていって、実際にプログラムとして踏み込んでいくところも米倉さんがフロントエンドとバックエンドの両方を担当しています。

米倉、田中

ーープロジェクトでは当初から自社サービスであるenebularを使っていますがそのきっかけは?

田中:

最初からenebularありきというわけではなかったですね。

米倉:

そうですね。でも、内部の構築されたフローで見ると、enebularのユーザー全体、それからその元になっているOSS「Node-RED」のユーザー内でも、かなり使い込んでいるプロジェクトになるのではないでしょうか。フロントエンドのビジュアライゼーションの部分に関してはD3.jsを使っています。

田中:

enebularを使うことになったきっかけは、コンサルティングフェーズからアクセス解析に使っていたツールが散漫になっていたことがあったので、それを統合できるものを探していたんです。自社サービスとしてenebularがリリースされ、今後使っていこうという話になっていた時期にちょうど重なったことに加えて、実は相性としていいのでは、ということで使うことになりました。

米倉:

enebularを使う利点は、Node-REDという既に実績のあるOSSをベースにしているためデータ連携に関してデータ連携Nodeが既にあることでした。これによってわざわざプログラミングを組まなくてもAPIでデータが取れる環境があったので、開発工数減らせると考えたんです。

田中:

単純に連携開発ということで言うと、様々な分析ツールと手元のローデータを全て連携させる必要があったので、これをしっかりインターフェース設計までやっていくと、一般的に開発期間として1年くらいかかるプロジェクトになるところを3ヶ月でベータ版をつくることができたんです。それからも3ヶ月スパンでどんどんバージョンアップさせていきました。

部谷さん

「つくる楽しみを知っている人」とこれからもサービスを進化させ続けたい。

ーー今後このプロジェクトをどう進めていきたいかお話いただけますか。

田中:

やはり処理するデータが増えてくるとどうしても速度の問題が出てくるので、どう最適化するか、データベースの構造を変えるかは変えていこうと思います。 そこで100%作り直しではなくて、いろいろと使いまわせることがenebularのいいところなんです。

やはり先駆けとして作ってるんで、見た目のインパクトだったり、リアルタイムでタイムラインを見れることは、以降のeMIの基本思想に大きく影響しています。今後もこれをフラグシップモデルとして、他に新しいプロダクトを作っていくとともに、これはこれとしてバージョンアップさせていきたいですね。
今が完成形というよりは、これから先もずっと進化し続けるものとしていきたいです。

環境も変わってきますし、お客様もどんどんレベルアップしてくるので、常に新しいものを提供し続けるのが大事なのかなと思います。

ーー最後にどう行った方にジョインしてほしいかお聞きします。

田中:

「つくる楽しみを知っている人」がほしいですかね。やはり楽しいんですよ、形になって出てきて動いた瞬間は。もちろん色々なライブラリーが出ているんですけど、多少無茶な改造をしたり、再現するの難しいだろうなって分かっていて画面設計した時に、ちゃんと再現されると純粋に動いただけで嬉しい瞬間があったりするんです。

完成した瞬間だけではなく、実際にヘビーに活用してもらってはじめてプロダクトとして成り立つので、瞬間的な喜びもありますし、継続的に使っていただける喜びもあります。そして今よりもさらに良いものを作っていく時に、いろんなモノづくりの楽しみを知っている仲間とできるということが大事になってくると思います。

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