Talk session

トップエンジニアが語る(ウフルの)
プロダクト[テクノロジー]の未来

古城 篤,部谷 修平

古城 篤

不動産の営業 企画を経て福岡にCMSの開発・販売・インテグレーションを行う 会社を設立。不動産、人材派遣、製造、建設、医療、福祉施設を 中心にWebプロモーションから業務アプリケーションまで幅広い 支援を行う。2009年9月より株式会社ウフルにてクラウドインテグレーション部門の責任者、ISV開発支援、enebularの企画・開発、データサイエンス研究所長を経て現職。個人としてもNode-REDユーザ会代表などオープンソースコミュニティへの貢献を活発に行なっている。
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部谷 修平

1988年生まれ、九州大学在学中に株式会社Technical Rockstars設立。図を書いてソフトウェアを自動生成するcloocaというサービスを開発、運営。2010年度未踏ユース採択、IPA認定スーパークリエータ。Technical Rockstarsでは、FLOWer、Milkcocoaを開発、運営した。株式会社ウフルに移籍し、 テクノロジーセンター テクニカルロックスターズ 代表として活動している。
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IoTやビッグデータのデータ連携プラットフォームである「enebular(エネブラー)」とIoTデバイスやPC・スマートフォンなどあらゆるモノ同士のリアルタイムなデータ通信が簡単に出来るようになるクラウドプラットフォーム「Milkcocoa(ミルクココア)」のプロダクトマネージャとしてウフルを牽引する二人のエンジニア古城、部谷(ひや)によるトークセッション。
二人の出会いとその時の互いの印象、そしてそれぞれの必要性を感じ連携に至るまでの経緯についてまずお聞きしました。
そして個性的な方が多いウフルのエンジニアの特徴、それぞれのプロダクトや分野全体としての特徴から今後の展望などお二人の想いも含め忌憚なく話していただきました。まだまだ人材としては足りないIoT分野のエンジニア。そのIoTに関連したプロダクトを黎明期から作り上げてきた二人だからこそ聞けるお話がありました。

『スピード』『ビジネス感覚』『開発志向』で意気投合。

ーーまず、お二人の出会いをお聞きしてよろしいでしょうか。

古城:

ウフルがIoT事業を行っていく中でメッセージブローカはずっと必要だと思っていたので、どこかと協業したいと思っていたんです。PubNubやFirebaseなどを利用するという手もありましたが、オンプレミスで利用したい顧客も少なからずいたのでオープンソースのメッセージブローカを利用して自前でサービスを構築するか、柔軟に対応していただけそうな国産ブローカと協業する方向で検討を進めていました。当時は国産のブローカはそれほどなかったのですが色々技術評価した結果Milkcocoaに決めて、Technical Rockstars(当時)の川野さん、部谷さん、自分の三人で会ったのが始まりです。

 そこから協業の話が広がり、当時すでに主催していたNode-REDコミュニティでMilkcocoaノードを作ったりしてコミュニティ同士の相乗効果を図ったりしていました。ただ、当時は1人でenebularの開発とNode-REDコミュニティの運営も行い、非常に忙しい状況にあって、色々なことがボトルネックになってスピードが落ちていました。そんな時に部谷さんから「受託開発を始めました」という連絡が来たので、すぐにenebularの開発をお願いしました。それから3、4ヶ月くらいenebularの開発をお願いしていく中でウフルにジョインしていただく話が出てきました。

部谷:

僕は古城さんに会った時点で、ビジネスに対する考え方が変わりました。それまではサービスをやっていればとにかく赤字でもいいと思ってたんですけど、黒字にしたかったんですよね。そういう思考の変化があって、6,7人くらいの知り合いに連絡して、古城さんからのレスポンスが早かったことと領域がもともと僕がやっていたことに近かったこともあり、OKしました。

最初はMilkcocoaとNode-REDを組み合わせたものをつくるというお話だったんですけどそもそも僕Node-REDのようなフローベースドプログラミングには、興味があったんですよ。そして初めてオフィスに行ったときも、古城さんが他の人と違うなって思ったのは実際になにかをアイディアベースでつくろうという話になったときに古城さんのように実際に手を動かして作る人ってあまりいないんですよね。そこに他との違いを感じました。

見詰め合う二人

IoTは人が育たないと駄目。だからもっと「作る人」を増やしていきたい。

ーーお二人がそれぞれenebularとMilkcocoaのプロダクトマネージャとして、各サービスをどう育てていきたいかを理由も含めてお願いします。

古城:

enebularはいろんな側面があるんですけど、IoTは人が育たないと駄目だと思ってます。IoTは個々人がそれまでの専門知識の枠を超えていかないと良いものが出来上がらないんですよね。ハードウェア関連の経験がある人、ネットワーク関連の経験がある人、アプリケーション関連の経験がある人といったようにそれぞれのレイヤーの人がそれぞれ成長して、自分のレイヤーを越えて行かないと成功しないと思っています。そして成長するためには基準が必要で、ずっと基準を作りたいなと思っていました。Node-REDを初めて見た時、これは基準になると思いましたのでenebularを作ってもっと使いやすく、学びやすくしました。

つまり、データが可視化したり、アラートを通知したり、アクチュエーションしたりそういったIoTのユースケースを誰もが簡単に実現できるプラットフォームを目指していてその1つ1つのユースケースが事例となり、それが当たり前になっていくことで基準にもなっていく。その基準が揃うことで「IoTができる人(企業)」というように認定できるようになる。そうすることで信頼のおけるパートナーエコシステムを形成できるようになったりします。そうでないと、いつまでも「IoTと言われても何すればいいかわからない」という疑問や不安が払拭されません。

部谷:

僕はMilkcocoaを今と同じように初心者がマイコンをインターネットにつなげる入り口そういったことをやりだす入り口としての立ち位置は崩さず、IoTの入り口にするイメージを持っています。僕の考えとしては入門用としてだけではなくて、しっかりとエンタープライズレベルで使えるものにしていきたいと思っています。それを支えるのがディストリビューテッドコンピューティングです。

本質としては、IoTの時代になると一気にデバイスが増えて、そこからセンサーデータを集めて解析しなくてはいけないわけですよ。それを今みたいにいろんなサービスと組み合わせてやると、いくらお金があっても足りないから少しでも効率的にデータを捌かないといけない。そもそも分散させて少しでも効率的にするのが、ディストリビューテッドコンピューティングの目的なんですね。できるだけサーバ数をを少なくして低コストで実現できるようにしていきたいですね。

見詰め合う二人

社会のトレンドが短期間で変わっていく中で、それを「チャンス」と思える人と働きたい。

ーー ウフルにはどんなエンジニアが多いですか

古城:

Salesforceのインテグレーション事業から始まっている会社なので、現在は業務系アプリケーションのエンジニアが多いですね。

部谷:

僕のイメージですと色々な専門分野を持った人が多いという印象を受けました。そこがおもしろいですね。基本的にはエンジニアリングは単体だと成立しないですよね。何を提供するか、何をしたいかをコンピュータで自動化させるものなので、そういった点では有利だと思うんですね。具体的な専門分野で言うとデータサイエンス研究所のデータサイエンティストですね。様々なお客様・業務があって、それを実際に仕事としてるからいろんな経験を持ってる人が多いですよね。そしてそれぞの分野のエキスパートが多いですよね。

ーー最後にどういう人と一緒に働きたいかを、スキルセット、マインドセットも含めてお願いします。

部谷:

あまり経験なくてもいいから、温かい人、強い心を持った人、あんまり技術技術してない人ですかね。

古城:

確かにそうですね。プログラミングって集中して覚える時期があるんですよ。個人的には、あまり経験年数は関係ない世界かなと思っていますね。集中して覚える時期があって、そこで培ったものをあとは消費していくんですよね。

だから、新しいものを覚え続けるモチベーションがあって、また覚えたら消費しながらもさらに増やしていくイメージですね。例えば昔JavaScriptを覚えました、PHPを覚えましたとすると、それはその後はやはり消費するだけなんですよ。同じようにそのプログラミングができる人も増えてきますし、そういった中で何が重要になってくるのがその集中して覚える時期にどんなモチベーションで達成したか、なんです。

新卒で入った会社の研修でJavaを2,3ヶ月やらされて覚えただけでは、正直あまり意味はありませんね。それだけで終わってしまう人は、あまり意味がないというですね。その経験がありつつ、その経験の中でプログラミングに興味を持って、その後にウフルでいえばビッグデータやデジタルマーケティングIoTといった時代の流れに合ったものを、モチベーションになるものがあって集中して覚える人材は欲しいと思いますね。

部谷:

グローバルな人を集めたいんでリモートでもある程度動ける人を探していきたいですね。それは大事だと思います。

古城:

リモートで仕事をできる環境にしたいと言い続けてる会社ではなくて、すでに実現させていることが重要じゃないかなと思いますね。リモートで仕事ができることが実証されている会社だということが重要ですね。

私はエンジニア自身がどんどん変わっていかないといけないと思っています。デジタルマーケティングやビッグデータ、IoTというように社会のトレンドが短期間で変わっていく中でウフルに新しい分野の経験者がどんどん入社してきますが、これをチャンスだと思えるような人の方が向いています。

部谷さん

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