スマホコンテンツ発信の新しい可能性!時間のポータブル化とは?

エモジマ
外出先でのスマホ

昨年末やたらと逃げ恥!逃げ恥!と言っていたように、最近テレビ番組を見ることが増えました。
しかしテレビ番組を見る機会、と言っても家でテレビを見る時間が増えたわけではありません。仕事にプライベートに忙しい中、妻が家にいない夜の貴重な時間をダラダラとテレビに費やすなんてもったいない…とすら思ってしまっているほどです。。。

ではなぜテレビ番組を見る機会が増えたのか?それは昨今のスマホ事情の変化が影響しています。

オンデマンド配信の盛り上がり

僕がテレビ番組を見ているデバイスはテレビではなく、主にスマートフォンです。スマホでテレビを見ると言ってもワンセグのようにリアルタイムでテレビを受信しているわけではなく、オンデマンド配信で番組を楽しんでいます。オンデマンド配信を積極的に楽しむようになったのには2つの理由があります。

1つは、TVerといったオンデマンド配信の便利なサービスが普及したこと。主要5局と大手広告代理店4社が出資したサービスでTVerは民放公式テレビポータルを銘打っています。
各局のオンデマンド放送が基本的に放送から一週間以内であれば、スマホアプリから無料ですぐに視聴可能です。TVerは2015年10月にリリースされ、昨年12月には500万ダウンロードを突破しました。※1

もう1つの理由は、docomo、au、Softbankなど主要携帯キャリアが昨年9月から提供を開始した20ギガプランです。それまでの5ギガ、7ギガなどのプランでは、日常的に動画を視聴しようものなら月の半ばくらいには通信規制がかかってしまい、とてもじゃないけれど動画アプリを活用できていませんでした。20ギガもあれば出先で自由に動画を見るのに十分な容量を確保できます。

こういった環境があって初めて動画配信サービスを利用することができるのです。

※1 参照:民放5社の動画サービス「TVer」、累計500万ダウンロードを突破

変わったのはユーザー時間の使い方

これらのオンデマンド配信サービスで革新的なのは、機能的な便利さだけではありません。僕が注目しているのはコンテンツを楽しむ人々の時間の使い方が変わる点です。
元来テレビやラジオの放送というのは、ユーザーの時間を縛るものです。ユーザーは放送局側が用意した番組表の時間に合わせて時間を作らなくてはいけません。それがカセットやビデオ、さらにはHDDの登場により、番組を記録しておくことで自分の好きな時間に再生できるようになりました。これにより放送局側のタイムテーブルに合わせる必要がなくなります。
しかしこの時点では、録画したものをテレビで再生するということでしか時間を区切ることができません。あくまで家にいる時間という制約があります。モバイル端末からコンテンツにアクセスが可能になることでこの制約を外し、家でテレビを見る時間自体を持ち出せるようになったのです。

スマートフォンの普及から、技術的にはとっくに可能でありサービス自体提供されてはいましたが、公式サービスの充実、通信環境の改善により、この時間のポータブル化がより一層進んでいると感じさせられます。より一般的になってきたとも言えるでしょう。

コンテンツ配信の可能性は広がり続ける

こういった環境の変化から、動画など容量の大きなコンテンツの配信が今後もより活性化されていくでしょう。娯楽コンテンツだけでなく、広告もどんどん新しい可能性が開けていきます。テレビCMは動画、ネットはディスプレイやテキストという住み分けは既になくなっており、ネット上での動画を利用したマーケティングは一層重要になっています。

身近なところでも、昨年6月にはTwitter上に投稿できる動画の時間が30秒から140秒まで引き上げられました。これにより、YouTubeといった外部サイトに遷移させなくてもタイムライン上で提供できる動画コンテンツの可能性はさらに広がりました。

通信容量が5ギガ程度であれば、広告を出す側のCTA(受け手に求める行動)に対し、うまく応えてくれないかもしれません。アプリの広告を出しても「アプリのダウンロードはwi-fiあるところじゃないと…」とスルーされますし、ランディングページに動画を設置しても中々再生してもらえないでしょう。

受け取る側が通信容量の多い行動に躊躇しなくなってきたことは、マーケター側にとって大きなチャンスではないでしょうか。

どのようにユーザーの時間に組み込んでもらうかは引き続き課題

テレビだけでなくラジオ番組もIPサイマルラジオ配信サービスRadikoがタイムフリー機能を開始したことから、1週間以内であればいつでも放送を聴くことが可能になりました。
これにより僕は現在1週間に2本のテレビドラマ、ずっと好きだった深夜バラエティ1本に加え、ラジオの深夜番組を1本視聴するのが習慣になっています。さらには好きな本を読んだり、SNSの更新をしたり、友達からの連絡に返事をしたりと案外大忙しなので、僕の貴重な出勤時間はこれだけで既に結構パンパンです。

昨今、コンテンツマーケティングやインバウンドマーケティングなど、プル型のマーケティング手法が注目されています。ユーザーに見つけてもらって、コンテンツを楽しんでもらい、ファンになってもらうといった手法です。これらの手法はユーザーの時間を縛るものではなく、好きな時間に楽しんでもらうことが可能なため、時代にマッチした手法と言えるでしょう。
しかし今後も引き続き様々なものやコンテンツがモバイル端末でアクセス、処理できるようになり、ユーザーの時間を埋めていきます。コンテンツや情報が溢れかえる中、自分のコンテンツを選んで時間を使ってもらうための戦略は、今後もマーケターみんなの課題として継続していくことでしょう。

世の中の通信事情、デバイス事情などは本当にめまぐるしい速さで変わっていきます。MCラボでは、こういった変化がマーケティングの領域にどんな影響を与えていくか、引き続きウォッチしていくつもりです。
ウフルではデジタルマーケティングのコンサルティングを行っています。この激動の世の中で、ユーザーにキャッチしてもらえるデジタルマーケティングをぜひ一緒に考えていきましょう!デジタルマーケティング施策に関する資料もご紹介しているので、ぜひダウンロードしてみてくださいね。

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エモジマ

エモジマ

1991年生まれ神奈川県出身。LAにあるMIという音楽のカレッジでDIYマーケティングを学ぶ。ウフルのマーケティングソリューション部で働くコンサル兼ミュージシャン。街と散歩とらーめんと布団と枕が好き。
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