クラウド事業を含むIoTビジネスのさらなる拡大に向けて 資金調達を実施

株式会社ウフルは、既存株主であるセールスフォース・ドットコムからの追加出資、および三井物産株式会社(以下「三井物産」)に対する第三者割当増資により、総額約5.2億円の資金調達を実施いたしましたのでお知らせいたします。

 
 

1.資金調達の背景

日本国内におけるIoT市場の広がり
本年2月、IDC Japan株式会社が発表した国内IoT(Internet of Things)市場予測※1によると、IoT市場をIoTデバイス、通信モジュール、IoTプラットフォーム、アナリティクス、IoTインフラストラクチャ、垂直市場ソリューション/専門サービス、セキュリティサービスという7つテクノロジー要素に分類し、国内IoT市場の成長率を予測しました。
それによると予測期間内(2014年~2019年)の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は11.9%という非常に早いスピードで成長することが見込まれています。

 

セールスフォースコンサルティングパートナーとしてのウフルの実績

当社は2011年に国内コンサルティングパートナーとして初めてセールスフォース・ドットコムより出資を受け、同社の推進する「IoTジャンプスタートプログラム」への参画をはじめ、クラウド市場のシステムインテグレーション、コンサルティングビジネスをリードして参りました。
近年はIoT領域にセールスフォース・ドットコムのテクノロジーを活用するとともに、当社が開発した「enebular(エネブラー)」を組み合わせることで、クラウドを基盤としたIoTコンサルティングサービスを展開しております。
 

三井物産、三井物産エレクトロニクスとの連携

当社は2015年6月に三井物産子会社である三井物産エレクトロニクス株式会社とIoT分野におけるソリューション提供で協業すること※2をリリースしております。
この協業を契機として三井物産のIoT事業におけるパートナーとして、両社のクラウド事業の相互発展を目指すことに合意いたしました。今回の資本提携はさらにその連携を強化することを目指しております。
 
 

2.資金調達の目的

このような環境において、当社はセールスフォース・ドットコムおよび三井物産よりそれぞれ新たに出資を受け、両社との関係を強化いたします。
今回の出資により、当社はIoTビジネスを含むパブリッククラウド事業およびマーケティングクラウド事業の更なる拡大発展を積極的に推し進めてまいります。
 

IoTデータ連携プラットフォーム「enebular(エネブラー)」の強化

当社はビッグデータ分析&機械学習に関する研究を目的とする「ウフル データサイエンス研究所」により、IoT・ビッグデータのデータ連携プラットフォームとして2014年に「enebular(エネブラー)」をリリースし、当社ソリューションの付加価値向上と差別化戦略を推し進めてきました。
今回の資本提携はIoT/M2M市場の広がりをふまえ「enebular(エネブラー)」の開発体制の強化と、ソリューション提供の体制を一層強化いたします。また、「enebular(エネブラー)」はセールスフォース・ドットコムが提供を予定している「Salesforce IoT Cloud」※3との連携も予定しております。

 

 

<enebular ユーザーインターフェイス>
 

enebular

 

 

三井物産、セールスフォース・ドットコムとのシナジーのさらなる強化

「enebular(エネブラー)」はIoT/M2Mのデータ連携プラットフォームとしての側面に加え、様々なクラウドサービスやソーシャルメディアをAPI経由で自由に連携できる機能をもっています。これにより他社サービス間のマッシュアップによる個別ソリューションを展開していく予定です。
一例としてソーシャルメディア、各種分析サービスなどに散在していた情報を一気通貫で確認することのできるマーケティングダッシュボードを開発しクライアントへの提供をスタートいたしました。
セールスフォース・ドットコムのプラットフォームと複数のサービスを連携した新規サービスの開発など、IoT事業の強化に加えマーケティング分野、パブリッククラウド分野でソリューション力を一層強化いたします。

 

 

<他社サービスのマッシュアップによる個別ソリューション化の一例>
 

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1 出典:IDC Japanプレスリリース「国内IoT(Internet of Things)市場予測を発表」(2015年2月5日)
2 出典:株式会社ウフルプレスリリース「ウフル、三井物産エレクトロニクスとIoT分野での協業を発表」(2015年6月9日)
3 出典:セールスフォース・ドットコムプレスリリース「セールスフォース・ドットコム、画期的なソリューション
Salesforce IoT Cloud, Powered by Salesforce Thunderを発表表」(2015年9月16日)

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■当社について ⇒ ウフル会社案内

株式会社ウフルはシステムインテグレーション、コンサルティングを中心に顧客のクラウドサービス活用をご支援して参りました。
創業以来、インターネットによる革新的なサービスがお客様企業の価値向上につながる事を目指し、「テクノロジーと自由な発想で未来を創る」を企業理念に掲げております。
2014年にはソーシャルメディアやIoTなどの技術発展をうけ、デジタル・データの広範な拡大や情報の多様化を研究する「データサイエンス研究所」を設立いたしました。また同研究所はIoT・ビッグデータのデータ連携プラットフォームである「enebular(エネブラー)」を開発し、当社ソリューションの付加価値向上と差別化を推進しております。

 

■「enebular(エネブラー)」について ⇒ 「enebular(エネブラー)」サイト

「enebular(エネブラー)」は主要クラウドサービス、データベース、ソーシャルメディアなどのアイコンをつなげてフローを書くだけで簡単にAPIベースのデータ連携を実現するクラウドサービスです。
IoT/M2Mやクラウド・エコシステムを利用した分散システムの連携フローをグラフィカルに可視化、一元管理することができます。IoTデバイスと各種クラウドサービスを簡単につなげてみるところからストリーミングデータのスケーラブル対応や機械学習を通じた処理の自動化など幅広く活用いただけます。

 

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