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littleBits × AWS IoT × enebularによる無限の可能性。社内勉強会レポート

2016年7月29日

ウフルでは社内のエンジニアはもちろん、エンジニア以外にも最新テクノロジーを知ってもらうことで社内の技術ナレッジを高めていこうと社内勉強会を開催しています。今回はその模様を紹介します。

先日移転した新オフィスです
**先日移転した新オフィスです**

社内勉強会は外部から講師の方を招いて行っています。今回はワンフットシーバスの田中正吾さんにlittleBitsを使った簡単なデジタルガジェットの使い方からはじまり、データをクラウド上にアップロードしてグラフ化する、いわゆるIoTでlittleBitsを使っていく方法までお話いただきました。

田中正吾さん
**田中正吾さん**

デジタルサイネージにもIoT化の波がきている

田中さんは元々Flashを使ってきた方で、最近ではWebフロントエンド開発を中心に活動されています。そんな中、元々Flashに精通していたこともあり、JavaScriptを使ってアニメーションを制御したりすることも多いそうです。そして企業内で誰でもアニメーション作成のワークフローができるようにするツールの開発であったり、自動化を行っているとのことです。アニメーションはデジタルサイネージであったり、ゲーム向けに作成されています。

そんな中、最近では単にデジタルサイネージの中身を作るだけでなく、カメラを使った監視や人感センサーを設置することが増えているそうです。目的としてはイタズラ防止であったり、関連の犯罪防止としての役割になるそうです。もちろんデータはクラウド上に送られます。そんな監視においてlittleBitsが手軽に使えるとのことです。

littleBitsは誰でも簡単に使えます

ここでlittleBitsに関する説明がありました。littleBitsはデジタルガジェットとしての各機能がパーツ(モジュールと呼ばれます)として分かれており、パーツ同士が磁石でくっつくようになっています。磁石は正しい方向でしか付かないようになっており、配線ミスによるパーツの故障が起きないようになっています。

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**磁石なので間違った配線だと反発します**

機能は4つに分かれており、それぞれ色分けされています。

– 青:パワー。USBまたは9V電池など
– ピンク:入力。音や赤外線センサー、スライダー、圧力センサーなど
– 緑:出力。モーター、ライト、RGB対応のLED、バイブレーションなど
– オレンジ:それ以外。複数パーツに分けるスプリットや後述するArduinoモジュールなど

基本的には青(パワー)からはじまり、ピンク(入力)で緑(出力)を制御します。例えばボタン(入力)を押したらライト(出力)が点灯すると言った具合です。入力はボタンのようにオン/オフという単純なものもあれば、温度や光センサー、スライダーのように範囲(0〜100)で値が送れるものもあります。

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**スライダーの例**

一般的なデジタル工作用のガジェットに比べてデザインが良いとのことです。多くの機器(Arduinoなど)は基盤が剥き出しのため、触ったら感電しそうに見えたり、初心者には触れがたい雰囲気がありますが、littleBitsは誰でも(それこそ子供向けハンズオンで使われるくらい)触れる雰囲気があります。

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**赤外線リモコンをトリガーに**

enebularと組み合わせてみる

ここまででlittleBitsの簡単な使い方が分かり、いよいよ本格的にプログラムと組み合わせていきます。ここで登場するのがArduinoモジュールです。littleBitsの各パーツの入出力をArduinoで制御できるようにするモジュールで、Firmataという汎用ArduinoライブラリをインストールすることでPCと連動できるようになります。

今回はRaspberry PiとArduinoモジュールが通信し、Raspberry Pi上のNode-REDで扱えるようになっています。元々のワークフローはenebularを使って作られています。ドラッグ&ドロップで入出力モジュールを追加したり、モジュールを接続するだけでlittleBitsの値が表示されたり、逆にlittleBits側のライトを光らせたりできます。

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**クラウドと繋げる**

さらにlittleBitsのデータをmilkcocoaに送り、enebularのビジュアライザーを使ってグラフ化するデモが行われました。この手のデモとしては一つのセンサーだけを使って行われることが多いのですが、littleBitsの場合はリアルタイムにモジュールを付け替えて見せられるのがメリットとのことです。入力パーツを変えれば得られるデータも変わり、さらに出力も変えられるのが面白いとのことです。

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**データのビジュアル化**

このデモではenebularで編集した内容をAWSIoTを使ってRaspberry Piに転送しています。AWS IoTを使うことで簡単にワークフローをデバイスに反映することができます。enebularを使って簡単にワークフローを作成しつつ、その内容をAWS IoTでストレスなくデバイスへ反映する、この2つのサービスは良い補完関係にあるとのことです。

実際に試してみる

ここからは実際にlittleBitsをみんなで試してみる時間となりました。様々なスイッチがあるので、組み合わせを変えるだけで反応が変わったり、新しいアクションが生まれたりします。赤外線センサーをつけるとリモコンをトリガーにしてアクションを起こしたりすることもできます。

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**littleBitsに触れてみる**

触って楽しみつつも既存のサービスとどう結びつけるか、現状の課題を解決できそうなヒントがあるといった会話が繰り広げられています。

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**パチパチと接続するだけで簡単に動かせます**

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**講師への質問**

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IoTプロジェクトは多くが時間のかかるものですが、littleBitsのようなデバイスを使うことでプロトタイプレベルで試行錯誤を繰り返すことができます。かといってローカルだけでなくenebularやAWS IoTによって実際の製品レベルでの動作、ビジュアライズも実現します。

ウフルでは今後も定期的に学べる機会を作り、ナレッジの向上を行っていきます。

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