温室効果ガス排出量の削減は、企業に求められる課題に
2015年のパリ協定の採択を契機として、気候変動対策についての世界的な機運が一層高まりました。我が国においても、2020年には日本政府が2050年カーボンニュートラルを宣言するなど、各企業において温室効果ガス排出量の削減は、喫緊の課題となっており、具体的な行動を求められています。
排出量を削減するためには、排出量を正確な把握が必要不可欠です。事業活動は購入や販売を通じてサプライチェーンで繋がっており、各企業が排出量の把握・管理に当たっては、自社の排出量だけではなく、サプライチェーンにおける温室効果ガス排出量についても把握することが重要となっています。
温室効果ガス排出量の可視化とは
調達・製造・物流・販売・廃棄などライフサイクル全体から発生する温室効果ガス排出量を算出することにより、企業のサプライチェーン全体の状況を把握することができます。これによって、より削減量が見込める活動を特定したり、他の事業者と連携することが可能になり、温室効果ガスの削減活動を効果的に進めることができます。
このサプライチェーン全体の排出量は、以下の様に分類され、世界共通の基準となっています。
- Scope 1
- 事業者自らによる
温室効果ガスの直接排出
(燃料の燃焼、工業プロセス)
- Scope 2
- 他社から供給された電気、
熱・蒸気の使用に伴う間接排出
- Scope 3
- Scope 1、Scope 2以外の
間接排出
(事業者の活動に関連する他社の排出)
カーボンニュートラル
ソリューションとは
カーボンニュートラルを目指す企業の温室効果ガス排出量を可視化して、二酸化炭素排出量の削減活動を支援するためのソリューションです。
従来、その可視化には、何十枚ものスプレッドシート、まとまりのないシステム、あるいはデータがないという状態でその集計は困難極まるものでした。今後企業は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて具体的な排出量削減活動に注力するため、より正確なデータが求められるようになるでしょう。
ウフルでは、これまでのクラウドインテグレーション事業やIoTのセンシング技術や事業開発の経験を活かして、この課題を解決するためのソリューションを提供いたします。信頼できるデータ、そしてデータが蓄積されることで得られるインサイトを提供し、企業が脱炭素化に向けた適切な判断ができるように支援します。
さらに、カーボンオフセットなどカーボンマネジメントプロセス全体にわたるサービスの提供についても計画しており、持続可能な社会を創ることに貢献してまいります。
ウフルが提供するカーボンニュートラルソリューションは、Salesforceを活用しています。
自社の取り組みについて
ウフルは持続可能な社会の実現を経営理念に掲げており、お客様、株主、従業員など様々なステークホルダーへの情報開示が必要となっているため、自社の排出量算定と削減活動に取り組むことにしました。今後は、排出量削減施策に積極的に取り組むとともに、気候変動対策に取り組む各種団体への参加などを積極的に検討していきます。
実績
ウフルは、2008年よりセールスフォース・ドットコム社のパートナー事業へ取り組んでいます。これまで10,000件以上の案件を経験しており、豊富な実績を有しています
またウフルは、Salesforceを自社でも導入し、実際に利用することで活用におけるナレッジの蓄積、実践事例からのサービス提供を実施しております。
自社の経験や蓄積したナレッジをもとに他のサービスと組み合わせたコンビネーションにて、企業が抱える課題や社会課題の解決をご支援しながら、持続可能な社会の実現に皆様とともに取り組んでいきます。
Salesforceにおけるビジネスはもちろん、カーボンニュートラルへの取り組みについては、ぜひウフルへお問い合わせください。