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紙・印鑑の廃止からスタートしたDX
Salesforceを活用し廃棄物管理システムを構築

ツネイシカムテックス株式会社

■ ツネイシカムテックス株式会社

ツネイシカムテックスは、産業廃棄物の収集運搬、中間処理、リサイクル、最終処分まで、幅広いサービスをワンストップで提供しています。以前より廃棄物の技術開発・リサイクルにも積極的に取り組むなど、業界でもリーダー的企業です。

■ Salesforce活用前の課題

廃棄物処理業は、搬入される廃棄物の種類や性状によって受入前の事前検討や受入後の管理など、複雑な手続きが求められます。ツネイシカムテックスにおいても、複数のオフィスソフトに入力した検討依頼を紙に出力し判定に回すなど、デジタル化の遅れによる非効率性が課題となっていました。

■ 活用と効果

この課題に対し、2014年からSalesforceを活用したシステムの改修・開発に取り組み、独自の”廃棄物情報管理システム”を構築、DXを推進してきました。

  • 廃棄物情報登録画面の改修と、承認ルート機能の活用により受入可否判定から紙・印鑑を廃止し、効率化を実現
  • 入力作業軽減、いつでもどこからでも登録内容と判定可否確認が可能となり、廃棄物情報の登録件数(検討依頼)が2倍以上になっても工数は導入前の1/4以下に
  • 改修前は受入可否判定の書類がまとめて返ってくるため、判定まで1週間以上かかるのが当たり前だったが、判定待ちレポートのメール自動配信により1週間以内の回答率が95%以上に
  • 搬入された廃棄物の個体へのQRコードラベル貼付けにより、各個体のステータスを管理するアプリとSalesforceを連携、個体情報の可視化や見積書の自動作成を実現
  • 見積書の自動作成を可能にし、営業活動を支援
  • 顧客への細やかな状況説明が可能となり、信頼獲得へ

■ 今後の展望

ツネイシカムテックスは、これまでの経験と知見を集約した ”廃棄物情報管理システム” を、同じ課題を抱える同業者に展開し、業界全体でのDX推進を加速させたいと考えています。
ウフルは業務提携をおこない、廃棄物処理業界におけるDX化の課題解決を一緒に支援します。

事例動画

 

■ 関連情報

ツネイシカムテックスとウフルが廃棄物情報管理プラットフォームを提供


会社概要

広島県福山市を拠点に海運・造船事業を展開する常石グループの一員として、産業廃棄物・一般廃棄物処理を中心に、廃棄物発電、人工砂の製造・非鉄貴金属の回収など環境事業を推進。また、廃棄物の無害化処理、リサイクル技術の開発および経済発展が加速する東南アジアでの非鉄金属や排水処理事業も積極的に取り組んでいる。「持続可能な社会の実現に必要不可欠な存在になる」をビジョンに掲げ、SDGs(持続可能な開発目標)を経営目標に取り入れるなど、環境負荷の低減と循環型社会の構築(サーキュラーエコノミー)を目指す。

【事業内容】
廃棄物収集運搬、廃棄物中間処理、管理型最終処分、廃棄物リサイクル、船舶廃油の処理・再生、環境計量証明事業、汚染土壌処理、太陽光発電

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