ウフル、英ARM社の「mbed Cloud」のライセンスに関するパートナー契約を締結

~「mbed Cloud」を活用したセキュアなIoTのためのサービスを提供 ~

株式会社ウフル(所在地:東京都港区、代表取締役社長CEO:園田崇、以下ウフル)は、英ARM社(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:横浜市港北区、以下ARM)と、同社がIoT向けに提供している「mbed™ Cloud」のライセンス契約を締結いたしました。ウフルはこの契約により「mbed Cloud」をベースに独自の機能を付加したサービスを、インターネットに接続されるデバイスを安全かつ効率的に管理したい数多くのお客様に提供することが可能となります。ウフルは、単年での出荷数が176億個(※1)に上るARM®ベースのチップとクラウドサービスの仕様やアセットを理解したプロフェッショナル/技術者を有するテクノロジーカンパニーとして「mbed Cloud」の導入・普及を主軸とした新しいサービス事業を展開しつつ開発コミュニティの育成と啓蒙・パートナー開拓活動を行います。

※1 2016年度実績、ソフトバンク社決算発表資料より

IoTで収集するすべてのデータをクラウド処理せず、デバイス側で制御する、「エッジコンピューティング」と呼ばれる手法が、IoT時代の新しいシステムとして注目を集めています。ウフルは、ARMの「mbed Cloud」の普及により、単にデータを分散処理するだけでなく「エッジ」と呼ばれるデバイス側のソフトを更新することで、ハードを変えずモノやサービスが進化し続ける「分散・協調・自律型」モデルが実現可能になると考えており、「mbed Cloud」を活用して、ARMと共に以下の取り組みを行っていきます。

1.「mbed Cloud」のメーカーやSIerの導入を促進する自社サービス展開

ウフルの提供する IoTオーケストレーションサービス「enebular®(エネブラー)」は、さまざまなデバイスとクラウドサービスをつなぐ「データ連携プラットフォーム」としてこれまで様々なIoTの導入現場に採用されてきました。このたび、ARMとのライセンス契約を皮切りに、メーカーやSIerによるIoTの実装・運用の現場からの要望や潜在的なニーズにこたえる形で、ARMの協力のもとエッジとクラウドの協調分散制御に必要なアセットのデプロイ/設定/管理の自動化サービスを「enebular」上で開始いたします。こちらについては提携企業のニーズを踏まえて2017年夏ごろに計画を発表予定です。

2.「mbed Cloud」開発者コミュニティの育成

ウフルは「mbed Cloud」の開発者コミュニティの積極的な拡大に貢献していきます。自治体など利用側を巻き込んだIoTハッカソンなどの企画をすすめ、IoT・エッジデバイスなどを連携させたユースケースの拡大を図り、「mbed Cloud」、IoTエンジニアを増やしていく活動をARMと連携し進めてまいります。一例として、長野県伊那市で行われる「伊那市 LoRaWANハッカソン」(主催:いなあいネット)では、mbedデバイスをベースとしたハッカソンを実施予定です。

*ARM社の「mbed」ならびに「mbed Cloud」については以下をご覧ください。

IoTオーケストレーションサービス「enebular」

IoTオーケストレーションサービス「enebular」はエッジとクラウドの協調分散制御に必要なアセットのデプロイ/設定/管理の自動化を実現します。ロジックやデータフローをはじめ、データの流れをリアルタイムに可視化する「INFOMOTION(インフォモーション)」や機械学習モデルをEnd to Endでセキュアにデプロイ可能です。
URL: https://enebular.com/

株式会社ウフルについて

株式会社ウフルはシステムインテグレーション、コンサルティングを中心に顧客のクラウドサービス活用を支援しております。創業以来、インターネットによる革新的なサービスがお客様企業の価値向上につながる事を目指し、「テクノロジーと自由な発想で未来を創る」を企業理念に掲げています。エッジとクラウドを “つなぐ” IoTオーケストレーションサービス「enebular」やIoTメッセージングサービス「Milkcocoa®(ミルクココア)」をベースにIoTやマーケティングの領域で顧客のビジネスに変革をもたらし続けております。
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