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デジタルトランスフォーメーションを加速させるIoT基盤システム「enebular®(エネブラー)」エンタープライズ・プランを発表

賢く進化するIoT製品の商用化を、包括的に支援

株式会社ウフル(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:園田 崇 以下、ウフル)は、IoTオーケストレーションサービス「enebular(エネブラー)」のエンタープライズ・プランを発表しました。enebularのエンタープライズ・プランは、IoT製品の商用化に取り組む事業会社向けに、enebularと、実績あるコンサルティングサービス及びインテグレーションサービスを組み合わせ、製品企画から運用の最適化まで包括的に支援するサービスで、2018年1月より提供を開始します。

enebularは、IoT製品やサービスの開発・運用を包括的に支援する、IoTオーケストレーションサービスです。膨大な量のデバイスが生成するデータを、AIや可視化により利活用することを容易にし、継続的に進化するインテリジェンスな製品やサービスを実現します。エッジ側にインテリジェンスを持たせ、学習結果に基づいて最適化していく、分散協調型のシステムの構築が可能で、迅速なレスポンス、通信量・ストレージ容量の削減、高いセキュリティを実現します。

ウフルは、2014年、システム構築の現場から得たノウハウを基に、クラウド連携サービスとしてenebularの提供を開始し、様々なインテグレーションの実績を積み重ねてきました。その後、IoTへの対応を進め、半導体及びクラウドサービスを理解した技術者の体制を強化し、2017年5月には、Arm® Mbed™ Cloudのパートナー契約を締結しています。これにより、enebularの連携対象をエッジに拡大し、エッジとクラウドを同一の環境で開発すること(Unified Development)が可能です。

幅広いデータ連携を容易に実現するenebularを利用する事で、短期間でIoTシステムを構築し、新しい製品やサービスを実現することが可能です。ウフルは、enebularの提供のみならず、ソリューション・パートナー並びに販売パートナーとの提携を広げ、IoT領域で新しい顧客価値を提供するエコシステムの拡充を進めていきます。既に、株式会社村田製作所、日本電気株式会社(NEC)、菱洋エレクトロ株式会社を始めとするパートナー企業と提携し、新しい顧客価値を実現する多様なソリューションの提供を進めています。
*株式会社村田製作所のNAONA(ナオナ)のenebular導入事例につきましては、下記、参考をご覧ください。

enebularの利用料は、インストールライセンス料、月額固定の基本料金とサブスクリプションから構成し、管理対象となるデバイス数、並びに、利用するアセットの種類に応じて変動します。無償版は、商用化に必須となるデバイス管理機能を除き、引き続きご提供します。

enebularの構成と特長

enebularは、「開発」「運用」「アセット」のコンポーネントから構成し、エッジとクラウドをつなげることで、IoTシステム全体のデータの流れを設計し、運用を支援します。

開発:

  • Node-REDなどオープンソースの資産を活用
  • エッジからクラウドまで、一元化された開発環境(Unified Development)
  • ロジック/データフロー設計による、ノンプログラミング開発
  • Arm Mbed テクノロジーに対応。継続的に賢くなるデバイスの開発が容易に
  • INFOMOTION(インフォモーション)で時系列データを簡単に可視化

運用:

  • 各種IoTプラットフォームに対応する、オープンな連携ポリシー
  • デバイスへのリモートデプロイ、状態把握などによる、スケーラビリティの実現
  • データからデバイスまで、包括的なセキュリティ対策を用意

アセット:

  • データ変換や加工を行うNode-REDデータフロー
  • 時系列データを的確に活用するためのINFOMOTION
  • AIモデルとモデルへデータを渡すNode-REDデータフロー

enebularエンタープライズ・プランの発表に際し、提携するパートナー各社よりエンドースメントをいただいています。

<株式会社村田製作所からのエンドースコメント>
このたびの、enebularエンタープライズ・プランの発表を心より歓迎します。
株式会社村田製作所は、仮想センサープラットフォーム「NAONA」の事業構想、システム開発および実証実験を株式会社ウフルの支援を受けて推進してきました。様々な情報をセンシングするハードウェアを接続し、取得データを組み合わせて空間情報として解釈、出力するクラウドプラットフォームである「NAONA」の実現に向けてenebularが適していると評価し、採用いたしました。また、製造業のデジタルトランスフォーメーションを強力に支援する、ウフルのコンサルティング能力も高く評価しています。今後、両社のさらなる緊密な協業により、enebularとNAONAが共に発展することを期待しています。

株式会社村田製作所 技術・事業開発本部 IoTプロジェクト推進室 室長 谷野能孝 様

<日本電気株式会社(NEC)からのエンドースコメント>
このたびの、enebularエンタープライズ・プランの発表を、心より歓迎します。
クラウドインテグレーションで実績があるウフル社との協業により、社会基盤や顧客企業のデジタルトランスフォーメーションの促進に向けて、IoTエコシステムが広がり、革新的で安全な社会ソリューションの共創が加速することを期待しています。

日本電気株式会社 執行役員 橋谷 直樹 様

<菱洋エレクトロ株式会社からのエンドースコメント>
このたびの、enebularエンタープライズ・プランの発表を心より歓迎します。
菱洋エレクトロは、従来の半導体/デバイス事業にとどまらず、ICT/ソリューション事業を手掛けるエレクトロニクス商社として、IoTビジネスに注力する新たなビジネス革新を推進しています。ウフル社のIoTオーケストレーションサービスenebularとコンサルティングサービスとの協業により、ソリューションの拡大やリカーリングモデルの導入など、新しい顧客価値の提供が一層加速する事を期待しています。

菱洋エレクトロ株式会社 上席執行役員 IoT 営業本部統括 花崎 茂晴 様

<アーム株式会社からのエンドースコメント>
このたびの、株式会社ウフルのenebularエンタープライズ・プラン発表を、心より歓迎します。
IoT市場の発展に、Armは接続性やセキュリティなどインフラの提供に注力し、データを活用するアプリケーションやコンサルティングは、エコシステム・パートナーとの連携により提供します。2017年5月に、Arm Mbedテクノロジーに詳しい技術者が活躍するウフル社と、Mbed Cloudのパートナー契約を締結しました。これにより、Mbedテクノロジーを活用した、日本発のユニークなソリューションが、グローバルに提供され、多くのお客様のビジネスを支援することを期待しています。
アーム株式会社 代表取締役社長 内海 弦 様

株式会社村田製作所について

村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
http://www.murata.com/

日本電気株式会社について

NECは、社会ソリューション事業を推進するブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」のもと、今後の世界の大きな変化(メガトレンド)に対応する、様々な課題解決や社会価値創造に貢献していきます。
http://jpn.nec.com/

菱洋エレクトロ株式会社について

半導体/デバイス事業とICT/ソリューション事業を手掛けるエレクトロニクス商社として、両事業を展開する強みを生かしたIoTビジネスに注力しています。三菱電機、ルネサスエレクトロニクス、インテル、HP、マイクロソフト、NVIDIA等の仕入先メーカーと連携、半導体デバイスレベルからネットワーク、クラウド/サーバー、運用・保守レベルまでトータルにサポートできるサービス型ビジネスモデルを構築し、幅広い産業分野の企業に対してIoT導入によるビジネス変革をサポートしてまいります。
http://www.ryoyo.co.jp/

Armについて

Armテクノロジーは、コンピューティングとコネクティビティの革命の中心として、人々の暮らしや企業経営のあり方に変革を及ぼしています。そのエネルギー効率に優れた高度なプロセッサ設計は、1,000億個ものシリコンチップでインテリジェンスを実現しており、各種センサからスマートフォン、スーパーコンピュータまで、さまざまな製品をセキュアにサポートしています。世界最大のビジネスブランドや消費者ブランドをはじめ、1,000社以上のテクノロジー パートナーと協力することで、Armは現在、チップ、ネットワーク、クラウドの内部で行われる演算のあらゆる分野でArmイノベーションを牽引しています。
https://www.arm.com/

※ 本リリースに記載されている会社名、製品名、サービス名は、当社または各社、各団体の商標もしくは登録商標です。

株式会社ウフルについて

株式会社ウフルは「テクノロジーと自由な発想で未来を創る」を企業理念に掲げ、インターネットによる革新的な製品とサービスによって顧客と社会の価値向上に貢献することを目指しています。IoT事業を核とし、エッジとクラウドをつなぐIoTオーケストレーションサービス「enebular」を用いて、IoT領域で顧客のビジネスに変革をもたらし続けています。コンサルタント、エンジニアやクリエイターといった多彩な人材からなるチームにより、IoT事業を実現するために必要なプロフェッショナルサービスを、事業戦略・技術支援・コミュニケーション戦略などワンストップで提供し、お客様のビジネス創造に努めてまいります。

参考1:株式会社村田製作所様 NAONA事例

株式会社村田製作所が提供する、仮想センサープラットフォーム“NAONA”は、場の雰囲気や盛り上がり、人間同士の親密度など、これまでデジタル化出来ていなかった情報を空間情報としてセンシングし、可視化したデータとして提供する、クラウドプラットフォームです。

従来のIoTシステムでは、アプリケーションに応じて、都度、システムを設計・開発する必要がありました。NAONAでは、各種センサーから収集するデータを、「客観化エンジン」と「主観化エンジン」の2つのレイヤーにより、迅速なIoTシステムの開発を可能にします。

この客観化エンジン及び主観化エンジンの基盤に、enebularを採用しています。
enebularは、センサーからのデータの利活用方法を、ノードとフローと組み合わせて設計することができます。複数のデータに基づいて「場の雰囲気」を推測するプロセスを、見える化して、ナレッジとして蓄積することを可能にしています。

さらに、enebularにより、客観化エンジンを、クラウド/ゲートウェイ/エッジに自由に配置することができますので、通信費の削減、パフォーマンスの向上、セキュリティの強化、プライバシーの保護といった、様々な視点から、柔軟にIoTシステム全体の最適化を図ることができます。

NAONAのシステム概要図

参考2:enebularの新しいシンボルマーク

●新しい製品ロゴ

●新しいシンボルマーク

グリーンの14 本のラインは、7 つの海と7 つの大陸からなる地球のあらゆるところで生成されるデータを表し、球体は、万物のエネルギーの源である月と太陽を表す。
データがenebularによって交わりあい人やモノを介しながら、世の中に活用されることで新しい価値や文化を生み出す。
そして、これまでの枠組みを超えて、人々と社会のイノベーションを後押しする力となる。

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