elcompathユースケース:害獣対策Use case:Wildlife Control | elcompath
害獣対策における
情報共有と予防の高度化
elcompath 活用による害獣被害の予防と情報共有
野生害獣の出没拡大と被害深刻化に対応し、情報をデジタルマップに集約しポータル化、先手を打つ予防対策へ。
住民の安心・安全を根本的に確保する害獣対策におけるelcompathの活用方法を紹介します。
elcompathによるアプローチ
elcompath(エルコンパス)は、表示する情報をカスタマイズできるデジタルマップです。
様々な情報やサービスを複合的、かつ一元的に可視化することで、新しい価値や体験を生む地図ベースの情報ポータルを実現。目的に応じて必要な情報のみを表示・投稿できるシンプルな仕様で、ユーザーの素早い認知や効果的な行動喚起を促進します。
予防:危険情報の可視化による安全性の確保
目撃・痕跡情報・設置罠の提供
行政が把握した目撃情報や痕跡情報を、デジタルマップ上に正確な位置でピン立て(鋲立て)し、詳細情報とともに迅速に公開します。これにより、情報伝達のスピードをあげた共有を実現し、危険箇所を地図上で直感的に把握、日々の行動回避判断に役立てられます。
(対象:目撃情報、足跡、糞などの痕跡、捕獲罠の設置場所)
レイヤー機能による情報共有
行政が定める害獣保護管理区域や、電気柵・罠の設置範囲の対策エリアを色分けして可視化。住民や関係者がこれらの区域を誤解なく認識し、安全性に配慮した対策を支援します。
(対象:鳥獣保護管理区域、電気柵、センサー設置場所など)
住民投稿機能の活用(誘引物情報の収集と撤去依頼)
住民は、放置された柿や栗の木などの放置果樹、ゴミの不法投棄、見通しの悪い藪といった害獣を誘引する要因を、現場から写真と位置情報付きでelcompathに投稿できます。これらの投稿は、誘引になりそうな要因の除去を求める行政への依頼(要望)として機能します。
(LINEを活用した位置情報・写真投稿機能を活用)
情報:デジタルマップならではの視認性と迅速な行動変容
立ち入り制限エリアの地図上での即時提示
害獣の捕獲作業を行う際などに、その場所を中心とした警戒範囲や立ち入り禁止区域を、職員がelcompathの地図上にレイヤー機能で即時設定・公開できます。地図上で明確な指示を行うことで、住民の行動を安全かつ迅速に誘導できます。
(出没地点周辺の警戒エリア、捕獲作業エリアなど)
アプリ不要(ブラウザベース)による情報の網羅性
アプリのインストールなど情報へのアクセス障壁となる要素を排除することで、住民はもちろん、関係人口や観光客など地域に関わるあらゆる人々に情報を届けます。デジタルに不慣れな方や短期滞在者も含め、誰もが即座に最新情報を確認できます。
(地域全体、観光客、一次帰省者など)
持続的改善:データ統合による対策の高度化
オープンデータやその他のデータ統合
環境省の植生調査データや、自治体独自保有の豊凶調査データなどを地図に重ねて表示できます。潜在的な出没リスクの高い地域を可視化し、リスクベースでの対策優先順位付けに貢献します。
(植生データ、豊凶データなど)
害獣の移動ルートの把握
目撃情報、誘引物情報、植生データなど多様なデータを統合分析し、害獣の移動ルートや侵入経路を推測できます。これにより、より効果的な罠の設置場所や対策範囲の検討を高度化します。
(移動ルート推測、罠最適配置など)
統合的なハザードマップとしての活用
多様な害獣対策への転用
クマやイノシシだけではなく、サルやムクドリなど他の野生害獣のスポット登録や対策情報の登録も職員自らの操作で追加可能です。
防災・防犯情報との統合
マップタイプの切り替えに対応しているので、害獣警戒情報に加え、犯罪発生情報、災害情報、避難所情報などを統合し、住民向けの統合的なデジタルハザードマップとして長期的に活用できます。
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