IoTパートナーコミュニティフォーラム 2017 開催レポート(2)
2017年12月19日に虎ノ門ヒルズフォーラムにて開催された「IoTパートナーコミュニティフォーラム2017」のうち、午後に行われた協賛企業からの発表についてレポートします。
- IoTパートナーコミュニティフォーラム 2017 開催レポート(1)
- IoTパートナーコミュニティフォーラム 2017 開催レポート(3)
- IoTパートナーコミュニティフォーラム 2017 開催レポート(4)
2つのセンサーとボタンを内蔵した小型Sigfoxデバイスと事例を紹介
午後の協賛講演、まずは「Sigfoxを活用したサービスと事例」と題して、KCCSモバイルエンジニアリング株式会社 原口秀樹氏から、LPWAの一つであるSigfoxネットワークを活用したサービスと事例を紹介いただきました。
電池駆動する小さなSigfoxデバイスは、温度センサー、加速度センサー、ボタンを内蔵し、置くだけで温度測定を開始します。ネスレ日本のキットカットたのめるくん、自治体での見守り、マクセルのマルチ出力電源システムの事例が紹介されました。
IoTと連携したロボットによる受け付けサービス事例を紹介
つぎに、「オフィスIoTサービスと最新事例の紹介」と題して、M-SOLUTIONS株式会社 植草学氏から、オフィスにおけるIoT携連のPepperサービス、受付サービスの概要と最新事例を紹介いただきました。
Pepperを利用したソリューション、Smart at roboの事例を数多く紹介、弊社ウフルで行ったマットセンサーの事例も紹介いただきました。Pepperが、目の前に敷いたマットを踏んだお客様の顔を認識し、お待ちいただく間にゲストWiFiや設備の説明などを行います。
IoT時代に不可欠のエンジニア作業を含めたワンストップの物流サービス
Bホールの協賛講演は、まずは「IoT時代を支える、物流ソリューション」と題して、株式会社日立物流 大久保真吾氏より、物流会社である日立物流が、“物流+α“としてサービス提供する、高付加価値サードパーティロジスティクス(以下3PL)をご紹介いただきました。(3PLとは物流全体を一括して請負うことで、調達から生産、販売といった物流全体の最適化・効率化を実現するサービスです。)
物流とエンジニア作業をワンストップで行うことができるサービスで、今後IoTの本格的普及には大量のセンサー類のキッティング・設置などが必要となることを予想し、提供するサービスとなっています。
エッジコンピューティングを実現するIoTゲートウェイを紹介
Bホール最後の協賛講演は、「Armadillo-IoTゲートウェイ」と題して株式会社アットマークテクノ 實吉智裕氏から、エッジコンピューティングから海外対応まで可能な、シリーズ実績16年、30万台のArmadilloをご紹介いただきました。
ゲートウェイは、接続機器やセンサー情報を流通できる情報に変換する役割をもつ、小さなコンピュータです。ここに高度な処理を行わせる、昨今注目のエッジインテリジェンスについて、その利点をわかりやすく解説いただきました。
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