【セミナーレポート】AIエージェント「Agentforce」導入セミナー
〜業務効率化、顧客満足度向上、コスト削減を同時に実現〜
コンタクトセンターの未来を変える鍵は、自律型AIにあり
生成AIやAIエージェントの活用が進む中、コンタクトセンター業務の効率化・顧客満足度の向上・コスト削減を同時に実現する手段として注目されているのが、Salesforceが提供する自律型AIエージェント「Agentforce」です。
2025年4月18日、株式会社ウフルでは「Agentforce」の活用に焦点を当てたセミナーを開催しました。
本レポートでは、当日の資料やデモ、講演内容をもとに、企業がAgentforceを業務に活用するうえでのポイントを整理しています。
コンタクトセンターの現場で進むAI導入の背景
コンタクトセンターでは、人材不足や業務の属人化、顧客対応品質のばらつきといった課題が深刻化しています。これに対し、多くの企業が生成AIや自律型AIエージェントの導入を検討しています。
セミナーでは、77.4%の企業が「人手不足対策」や「生産性向上」を目的にAI導入を検討しているという調査結果を共有し、これらの課題に対してどのようなAIソリューションが現実的な打ち手となるかを明らかにしています。

「Agentforce」が担う自律型AIの役割とは
Agentforceは、Salesforceプラットフォーム上で動作する自律型AIエージェントであり、ユーザーの入力や業務データをもとに、必要な処理を自ら判断・実行することができます。
この自律性は以下の5要素から構成されています。
- 実行すべき業務の定義
- 利用する知識・データへのアクセス
- 行動を支えるスキルと実行能力
- 倫理的ガードレール(してはいけないことの明確化)
- チャネルの選択(LINE、Web、CRM画面など)
従来のルールベース型チャットボットとは異なり、Agentforceは「計画→推論→実行→応答生成」のサイクルを自動で回す構造を持っています。
現場業務にどう適用するか:「Agentforce Service Agent」
コンタクトセンター領域においては、「Agentforce Service Agent」として展開することで、顧客対応業務の幅広い自動化が可能になります。
CRMやナレッジベース、Data Cloudとの連携により、FAQ対応、ケース管理、予約受付、注文確認など、定型的なオペレーションに対応。テンプレートやプロンプト設計によって、業務に即した設定がノーコードで構築可能です。

Agentforce Service Agentの詳細については、以下のサービスページでもご覧いただけます。
> https://uhuru.co.jp/service/agentforce_service/
実機デモ:来店予約を自然な会話で完結
セミナー内では、架空の携帯ショップ「ウフルモバイル」を例に、Agentforceによる来店予約対応のデモを実施。
ユーザーが「携帯が壊れた」「次の土曜の10時」などと自然に入力すると、サービス内容を特定し、候補日時の提示から予約完了までをAgentforceが一貫して対応。予約情報はSalesforce CRM上の顧客情報にも自動で紐付けられ、業務連携まで完了します。
このデモでは、実際の構築画面や設定内容も公開し、具体的にどのような構成・プロンプト・アクションで対応が可能かを示しました。

導入プロセスと支援体制:業務適用に向けた3カ月の集中支援と柔軟なスコープ設計
Agentforceの導入にあたっては、PoC・小規模構築から本格展開まで、スコープに応じた段階的なアプローチが可能です。
ウフルでは、Agentforceを短期間でスピーディーに立ち上げるための「クイック導入支援サービス」を提供しており、要件定義から設計・構築、テスト・リリースまでを最短3カ月で完了する基本スケジュールを設定しています。
この中で実施する内容には、以下が含まれます。
- 現状把握と業務要件の整理
- Salesforce Data CloudおよびAgentforceの設定・実装
- プロンプトや業務フローの構築支援
- 動作確認とトレーニングの実施
- 導入後は、運用支援や追加機能の拡張にも柔軟に対応できる体制を整えています

導入スケジュールや支援の詳細は、以下のサービスページにてご確認いただけます。
> https://uhuru.co.jp/service/agentforce_service/
セミナー資料をダウンロード
ウフルはSalesforceの豊富な支援実績を活かし、Agentforceの設計・プロンプト構築から定着までを実践的に支援しています。本資料では、Agentforceの概要と、コンタクトセンターにおけるAIエージェントの役割や活用例をご紹介しています。
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