AWS Summit Japan 2025 出展レポート

AWS Summit Japan 2025 出展レポート

Amazon ConnectとAI活用、次世代を見据えたコンタクトセンター

2025年6月25日・26日に開催されたアマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社主催の「AWS Summit Japan 2025」に、ウフルはスポンサーとして展示出展しました。

当社ブースでは、コンタクトセンターを例に、生成AIの現場活用をテーマとしたデモを実施。Amazon Connect を基盤に、Amazon Bedrock や Amazon Q in Connect を活用し、オペレーター応対支援、リアルタイム文字起こし、音声ボットによる簡易な問い合わせ対応、カスタマーハラスメントの検知など、具体的なユースケースをご紹介しました。


展示内容

ウフルは Amazon Connect Delivery パートナー認定 を取得しており、クラウドサービスのプロフェッショナルとして、各種サービス間やデータの連携を支援しています。

AWS Summit Japan 2025では、Amazon Connect と Salesforce を活用し、自律型AIを取り入れた次世代コンタクトセンターのデモを通じてご紹介しました。

AWS Summit Japan 2025のウフル展示ブースの様子

ステップ1
ステップ2
ステップ3
ステップ4
こんな課題を解決

自動化・効率化

繰り返しの問い合わせ対応から解放され、コア業務に集中。

人材不足

AIがオペレーターを強力にサポートし、生産性の向上を実現。

品質のばらつき

AIによる応答支援で、誰でも均質な質の高い対応が可能に。

教育コスト

AIがノウハウを共有し、教育期間を大幅に短縮。早期の戦力化を支援。

従業員の定着率

負担軽減とスキルアップ支援で、オペレーターの満足度と定着率が向上。


リアルタイム文字起こし・逐次要約・Amazon Q in Connect・終話後要約のデモ

カスタマーハラスメント検知・判定のデモ


ブース来場いただいたお客様の声

  • セルフサービスが進んだ分、問い合わせ内容がより複雑になっていて、1件あたりの対応に時間がかかることが増えている。そうした背景に対してAIをどう活用できるかが具体的にイメージできて参考になった。
  • 問い合わせの高度化に悩んでいたので、業務改善のヒントになった
  • 自社のコンタクトセンターでも段階的に導入できそうと感じた
AWS Summit Japan 2025のウフル展示ブースの様子

なぜコンタクトセンターなのか

多くの企業にとって、コンタクトセンターは顧客接点の最前線です。
しかしその現場では今、人手不足・対応品質のばらつき・オペレーター育成の難しさといった、さまざまな課題が顕在化しています。特に近年は、チャネルの多様化や応対スピードへの期待が高まり、従来の仕組みでは対応しきれない場面も増えています。

こうした課題を解決する手段として、生成AIやクラウド技術の活用が現実的な選択肢になりつつあります。
音声認識や自然言語処理によるAIエージェントの自動応対、オペレーター業務を支援するナレッジレコメンド機能など、AIを活用することで、顧客体験の向上と業務効率化の両立が可能になります。

ウフルは今回、コンタクトセンターをあえて”ケース”として取り上げることで、生成AIが実業務にどう組み込まれ、どのような成果が期待できるのかを具体的にイメージしていただくことを目指しました。

コンタクトセンター領域において、生成AIの活用は大きな可能性を秘めていますが、現時点での完全自動応対には、まだいくつかの現実的なハードルが存在します。
その一つが、AIが活用できる前提となるデータやナレッジの整備状況です。

現在多くの企業では、マニュアルやFAQなどの情報は 人間による理解を前提に設計されている場合が多く、そのままではAIが正確に解釈・応答するには不十分なケースも少なくありません。
また、生成AI特有の ハルシネーション(もっともらしい誤情報の生成)という課題もあり、すぐにすべての問い合わせをAIに任せることは難しいのが実情です。

そこでウフルは、まずオペレーターがAIを活用するフェーズに注目しています。
AIがナレッジを検索・提案し、オペレーターの業務を支援することで、業務効率化と対応品質の向上を実現。
同時に、AIにとって最適なナレッジの構造や運用方法を再構築していくことが可能になります。

このような段階的な取り組みを経て、将来的には信頼性の高い完全自動応対の実現へとつなげていくことができます。


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