年間300万人が訪れる観光の名所でありながらも、南海トラフ巨大地震の際には津波警報区域に位置する和歌山県白浜町。観光客にも手軽に防災情報を伝えられる手段を検討し、普段は観光用に使えるデジタルマップに防災観点を組み込んだ、観光防災デジタルマップ「しらはまこんぱす」を構築されました。
elcompathエルコンパス
多様な情報を可視化し、
組み合わせて
新たな価値を創出する。
地図ベースの情報ポータル
elcompath(エルコンパス)とは
elcompath(エルコンパス)は、表示する情報をカスタマイズできるデジタルマップです。
様々な情報やサービスを複合的、且つ一元的に可視化することで、新しい価値や体験を生む地図ベースの情報ポータルを実現。
目的に応じて必要な情報のみを表示・投稿できるシンプルな仕様で、ユーザーの素早い認知や効果的な行動喚起を促進します。分野を問わず活用できる汎用性があるため、災害時のハザードマップ、旅行者向けの観光マップ、地域を走る循環バスの現在地をリアルタイムに示すマップなど、多岐にわたって活用されています。
elcompathは、地図情報提供システム、地図情報提供方法及び地図情報提供プログラムの特許権を取得しています(特許番号 : 第7470886号)。
特許発明のシステムは、企業や自治体などの現場担当者が現場状況を入力することで、現場状況をリアルタイムに地図上に表現することを可能にします。
elcompathは、デジタル庁『デジタル実装の優良事例を支えるサービス/システムのカタログ』に掲載されています
elcompathが選ばれる理由
観光施設/名所、地域の口コミ、充電スポット、鳥獣害への対応、ハザードマップや避難所の開設状況等、様々な情報を地図で簡単に表示。移動車両の位置情報なども表示できます。
お客様固有の環境設定、アカウントの払出し、Excel等で管理されている緯度経度付のスポットを初期登録するだけで、素早く地図サービスを利用開始できます。
サービス型のプロダクトによるイニシャル費用の軽減に加え、アクセス数に応じたランニング費用をメニュー化。従来の地図プラットフォーム(GIS等)に比べTCOを削減できます。
elcompathの特長
スマートシティリファレンスアーキテクチャへ準拠し、ビルディングブロック方式によって構築されたデータ連携基盤を備える事で、
データ連携基盤をベースとした都市OSのベストプラクティスを提供します。
データ連携基盤を用いてサービス固有のIDを統合し、サービス間でのデータ連携を行うだけでなく、共通MAP UI(elcompath)やコミュニティポータル機能を
利用する事で、利用者目線でUXを再定義し、CUCONと連携するサービスの価値を向上させることが可能です。
サービス提供者・利用者間でのインタラクティブコミュニケーションを実現するWEBサイトです。これにより利用者の声を無駄なくサービス運用へ取り入れることが出来、常にユーザー視点でサービスを最適化することが可能となります。
マルチテナントでの構築を採用しており、各お客様毎に使う機能・用途(防災、観光、MaaS、応急給水など)が異なるアクセス管理機能を実現、対応しています。また、開発者と運用者の間でシステム環境、及び運用業務の責任分界点を決め役割分担を明確にすることで、安定した安全なシステム運用を実現しています。
定期的に第三者のセキュリティチェックを受け、設計・実装の妥当性の検証を行っています。
災害対応と平時利用の多面性を持たせることで、費用対効果はもちろん、イザという緊急時にも日常的に使い慣れた操作感で対応できる真の意味での安心できるサービスを実現しています。
主な機能
静的スポット情報の表示・管理:観光用途であれば観光スポットや飲食店、防災用途であれば避難所やAEDの設置場所の他、トイレや授乳室など様々なスポットの情報を表示・管理する機能。設定画面からスポットのステータスを簡単に変更できる機能も有しています。
自動運転車両やバス、タクシーなどの移動体の現在地表示や、スポットのOpen/Close、河川の水位や降雨量といったデータを取込み、リアルタイムでの表示を実現します。
ハザードマップや各種シェイプファイルの入力および表示の他、管理画面から任意の図形を地図上に描画して情報を提供できます。
観光客、住民、自治体職員が写真付き情報を投稿し、地域の魅力や口コミ情報などを発信できます。投稿によるコミュニケーションを実現します。
導入事例
大阪府豊中市(応急給水・水道工事案内)
豊中市は、断水時の情報提供や給水状況の把握に課題がありました。elcompathを活用し「応急給水ポータル」を構築。給水所の情報を可視化することで、住民への迅速かつ的確な情報提供を実現。また通常時では、上下水道に関する情報(下水道管の調査エリア及び点検・清掃エリアなど)を行うことで住民の利便性向上にも貢献しています。
和歌山県太地町(Mobility・ハザードマップ)
太地町では、人口減少と高齢化に伴う移動手段の課題に対処するため、小型車両の自動運転を開始しました。この車両の利用をしやすくするため、elcompathを活用した車両の位置情報・到着時間を表示するロケーションシステムを構築。町の人々の暮らしをサポートしています。
栃木県佐野市(ハザードマップ)
市民とつくるデジタルハザードマップ”さの スマートセーフマップ”を構築
佐野市では、市民の安全・安心を確保するために、スマートフォンなどを活用したリアルタイムの災害情報確認システムをelcompathを活用し構築。河川の水位や災害発生状況、避難所の開設状況などを即座に発信し、市民や関係機関が情報を投稿・通報できる仕組みも整え、迅速な情報共有を可能にしています。
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Q
どのような価格体系ですか?
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A
想定されるアクセス数による月額課金制です。年間契約も可能です。お気軽にお問い合わせください
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Q
導入に際してのフォローはどのようなプランがありますか?
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A
導入時のFit&Gapの実施だけではなく、説明会の実施や導入後のワ-キンググループ活動といった、定着化支援を行う事も可能です
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Q
データの登録や削除は自分でできますか?
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A
可能です。個別に管理画面を持っており、特別な知識や技術が無くても簡単に操作いただけます
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Q
機能の追加要望は可能ですか?
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A
可能です。柔軟な拡張性を持っており、様々なニーズに対応させていただきます
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